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「まるまるの毬(いが)」 西條奈加著   

「まるまるの毬(いが)」 西條奈加著_e0080346_2213740.png善人長屋や千年鬼が面白かった
西條奈加さんの新刊!
表紙の絵があまりに素敵で
あぁるい甘みが口中に広がるよう。

早速手に取り読んでみた!!
やっぱり面白いね、ってかじんわり温かい
人情モノが大好きなので、とても良かった。
出自に秘密の有る下町の小さな菓子屋。
南星屋治兵衛は若い頃に諸国をめぐり覚えた
土地土地の珍しいお菓子を家族3人で商ってる。
そんな菓子職人の生活と
数々のお菓子が読んでてとても美味しい♪
1話目のカスドース(南蛮菓子)の段ですっかり物語に引き込まれてしまう小説の力。
読み終えるのが勿体ないので、1話ずつじわじわ読みすすめた。
お菓子の話題を絡めた短編として
ずっとシリーズ化して続いてほしいなぁ~と思った。
しかし読み終えると、
あぁ、これで1冊、きっちりとまとまってて良かったんだなと思った。

次は善人長屋シリーズの第三弾(発売されてるそう)を読まなくちゃ!

by sasha-moon | 2017-08-28 17:00 | 本・マンガ

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